五月人形は、男の子の健やかな成長と無病息災を願う端午の節句に欠かせない伝統的な飾りです。特に鎧や兜は、武将が身を守るために着用したものを模した格式高いものとして人気があります。しかし、いざ選ぼうとすると種類が多く、どのような基準で選べばよいのか迷ってしまうことも少なくありません。

本記事では、初めて五月人形を選ぶ方でも失敗しないためのポイントを詳しく解説します。飾る場所やサイズ、予算、種類、アフターサービスの確認など、後悔のない選び方をお伝えします。さらに、京都での購入をおすすめする理由についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

飾る場所・サイズを決める

五月人形を選ぶ際に、まず考えたいのが「どこに飾るか」という点です。飾る場所が決まっていないと、サイズが合わずに後で困ることになります。

1. 飾る場所を決める

五月人形を飾る場所は、一般的にはリビングや和室、玄関などが多いです。特に広めの床の間や飾り棚がある場合は、豪華な鎧飾りを置くのも良いでしょう。マンションなどでスペースが限られている場合は、コンパクトな兜飾りやケース飾りがおすすめです。

2. サイズを考慮する

五月人形にはさまざまなサイズがあり、大きく分けると以下のようなものがあります。
  • 鎧飾り:豪華で存在感があり、床の間などに飾るのに適しています。
  • 兜飾り:鎧飾りよりもコンパクトで、リビングや玄関にも飾りやすいです。
  • ケース飾り:ガラスケースに入っているため、飾るスペースをあまり取らず、手入れがしやすいです。
飾るスペースをしっかり測ったうえで、適切なサイズを選びましょう。

予算を決める

五月人形の価格は、数万円から数十万円まで幅広く、素材や作りによって異なります。

1. 一般的な相場

  • 兜飾り:3万円~10万円程度
  • 鎧飾り:7万円~20万円以上
  • ケース飾り:5万円~15万円程度
価格が高いものほど職人の手作業が多く、細部までこだわった作りになっています。ただし、高価なものほど良いというわけではなく、飾る場所や好みに合ったものを選ぶことが大切です。

2. 予算の決め方

予算を決める際には、以下のポイントを考慮しましょう。
  • 長く飾ることを想定する:一度購入すれば何年も使えるため、多少高くても品質の良いものを選ぶのがおすすめです。
  • セット内容を確認する:兜や鎧のほか、屏風や弓太刀がセットになっているかも確認しましょう。

種類から選ぶ

五月人形の種類には、鎧飾り、兜飾り、ケース飾りなどさまざまなタイプがあります。

1. 鎧飾り

鎧全体を飾る豪華なタイプで、伝統的な雰囲気を楽しめます。大きなサイズが多いため、飾るスペースを確保できる方に向いています。

2. 兜飾り

鎧よりもコンパクトで、デザインの種類も豊富です。比較的飾る場所を選ばず、リビングや玄関にも置きやすいのが特徴です。

3. ケース飾り

兜や鎧がガラスケースに入った状態のものです。ホコリが付きにくく、手入れが簡単なので、忙しい方におすすめです。

アフターサービスを確認する

五月人形は長く飾るものだからこそ、購入後のアフターサービスも重要です。

1. 修理やメンテナンス

職人による手作りの五月人形は、年月とともに傷んだり破損したりすることもあります。購入店が修理やメンテナンスに対応しているか確認しましょう。

2. 保証の有無

購入時に保証がついているかどうかも重要なポイントです。特に高価な五月人形を選ぶ場合は、長期間の保証があると安心です。

まとめ

五月人形を選ぶ際には、まず飾る場所やサイズを考え、そのうえで予算を決めましょう。そして、鎧飾り・兜飾り・ケース飾りの種類ごとの特徴を把握し、自分の好みや飾る環境に合ったものを選ぶことが大切です。さらに、アフターサービスの充実度も確認しておくと、安心して購入できます。 特に京都では、歴史ある職人が手掛ける高品質な五月人形が多く揃っており、伝統的な技法を活かした美しい飾りを手に入れることができます。京都での購入を検討し、本物の職人技が光る五月人形を選んでみてはいかがでしょうか。
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