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京都新聞の市民版に 「戦下の匠ー京の伝統産業と戦争」 というテーマで 陶器、金属工芸、着物、北山丸太、そして京人形と 各分野における戦争とのかかわりが シリーズで掲載されました。 共通していることは 兵器になったり、贅沢品とされ製造販売禁止になったり、需要がなくなり 職人がいなくなり 多くの店が消えることになったのです。 しかし 京都には 伝統を守る 職人魂と息吹があり 利益が無くても作り続けたそうです。 戦後はすぐに 進駐軍のお土産品として売り始め復興したそうです。 父 桂甫は数え年九十歳。陸軍航空部隊外地勤務でしたが 京人形師ゆえに 士官学校教官として 中国から帰国の指示をいただいた。「人形に助けられた。」と 有り難くありがたく申しております。 そして 今もなお 作り上げた お雛さまから オーラーをいただき 日々元気で 京人形師として生かされていることに 幾重にも感謝でございます。 「まだまだ頑張ります。」と父も申しております。 有難うございました。

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