安藤人形店の安藤桂甫

桂甫ご挨拶

明治36年創業の有職雛人形司、京人形師として第一人者である初代が現在に通じる有職雛人形を考案し創作しました。 当代が京人形組合の創立に携わり、宝鏡寺を人形寺とした一人です。現在、桂甫作 安藤人形店は、京の雛人形の伝統を守りながら、新しい感覚の作品を生み出しています。

初代桂甫が生み出した有職雛人形のスタイルを、一子相伝で現在に受け継ぎ、伝統工芸士はもとより、平成13年にわが国最高水準、卓越した技能者のみに与えられる「現代の名工」として厚生労働大臣より表彰。昭和39年に先代桂甫が紺綬褒章受賞、当代桂甫が平成19年に黄綬褒章を拝受いたしました。

特別ブランドの京雛にふさわしい趣と深みを出すため、袖丈が長く、衣装のために布をたっぷりと使った重厚な仕立てをし、特に殿と姫との色合わせにこだわり、その一体感が桂甫作のオリジナルです。手の位置が高く、殿も姫も均整を保ち、衣装の十二単が豪華で美しく、どこから見ても古式ゆかしい雅な宮廷文化を思わせる最高の芸術作品です。

市松人形も同様に子々孫々代々まで受け継がれる逸品で、最高級のインテリアとして、ご自分へのご褒美や癒しにおそばにおいていただければ幸いです。

桂甫作安藤人形店の作品をごゆっくりご覧ください。

保有資格と受賞歴

    • 令和二年秋『瑞宝単光章拝受』
    • 平成十九年春『黄綬褒章拝受』
    • 昭和四十年秋『紺綬褒章拝受』
    • 現代の名工
      厚生労働大臣表彰『卓越技能者』
    • 京の名工
      京都府伝統産業優秀技術者指定
    • 京人形伝統工芸士
    • 京都市伝統産業技術功労者

桂甫作安藤人形店の歴史

安藤人形店の外観

初代 安藤桂蔵

安藤桂蔵

明治38年より初代安藤桂蔵が京都に於て、はじめて有職雛なるものを創作し、普及につとめた。現在の有職雛の姿は、この時のまま伝えられております。

  • 昭和30年 正八位を賜わる
  • 昭和40年 紺綬褒章 賜わる

桂蔵が甫めた(はじめた)ため、後に作名を桂甫とする。

昭和初期 京人形組合の作品展

12月(つき)風俗人形の出展 5月を担当

二代目 安藤忠男

安藤忠男

大正13年生れの安藤忠男(二代目)によって、京雛人形師の中の着付師として時代考証に創意工夫をこらし、独自の色彩感覚で、より格調高い作風を生み、皆様に愛されております。

  • 平成19年5月16日 皇居に於て、天皇陛下より黄綬褒章 賜わる

(雛人形着付師としては、日本で唯一人の名誉なことと拝受致しました。)

  • 昭和62年 京都府知事より京都府伝統産業優秀技術者
  • 平成12年 厚生労働大臣表彰 「現代の名工卓越技能者」
  • 池の坊文化学院教授

三代目 安藤忠彦

安藤忠彦

昭和21年生れ、立命館大学卒業後、22歳で雛人形界にはいり、先代の安藤桂甫と共に修行にいそしみ、現代に至っております。

  • 平成元年 元通産大臣より伝統工芸士 授かる
  • 平成19年 タイのプミポン国王様へお雛様を献上
  • 平成22年 表彰 京の名工(京都府伝統産業優秀技術者)
  • 令和2年秋 瑞宝単光章 拝受
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